イングレディオン (Ingredion) 、組織再編を完了、新セグメントの下で第1四半期の決算を発表、ガイダンスを引上げ

  • 2024年度第1四半期の報告EPS*は3.23ドル (約501円)、調整後EPSは2.08ドル (約323円) で、それぞれ13%増および26%減
  • 韓国事業の売却完了、ポートフォリオの再形成と資産再配置の新たな一歩を踏み出す
  • 通期報告EPSのガイダンスを10.35ドル (約1,610円) から11.00ドル (約1,711円) の範囲、調整後EPSを9.20米ドル (約1,431円) から9.85ドル (約1,532円) の範囲に引上げ
  • 2024年度第2四半期の営業利益は一桁台前半から半ばの増加となると予想

イリノイ州ウエストチェスター発, May 10, 2024 (GLOBE NEWSWIRE) — 食品飲料製造業界を対象とした食品原材料ソリューションの世界的なトッププロバイダーであるイングレディオン・インコーポレーテッド (Ingredion Incorporated) (NYSE:INGR) は本日、2024年度第1四半期の決算を発表した。米国で一般に公正妥当と認められた会計原則 (GAAP) に従って報告された2024年度第1四半期および2023年度の結果には、同社が表示したNon-GAAP (非GAAP 財務指標からは除外されている項目が含まれる。

「記録的な昨年の第1四半期の業績との力強い比較に対して、今四半期の業績は予想を上回りました。予想通り、極度の寒波による米国での出荷への影響や、韓国事業の売却を考慮したにもかかわらず、当四半期の当社の純売上高は前四半期比で増加しました」と、イングレディオンの社長兼最高経営責任者 (CEO) であるジム・ザリー (Jim Zallie) は述べている。 「さらに、当社のビジネスモデルの強みにより、トウモロコシの低コスト転嫁が必要な変動金利契約の影響を効果的に管理できたため、粗利益率は22%以上を維持することができました」。

「今後、当社の成長促進ロードマップは引き続き当社の長期的な価値創造の指針となります。また、新しい勝利の志を支援するために、この組織再編により、当社の世界中の顧客が成長を促進するために提供する機会により明確に焦点を当てることが可能になります。特にテクスチャ・ソリューション・ビジネスにおける顧客エンゲージメントのレベルにより拍車がかかっています。さらに、今年は現金を有機的投資、配当、自社株買いの強化に充当する予定です」と同氏は締めくくった。

以前開示したように、202411日より、イングレディオンは新しい報告体制に基づいて財務および経営結果を報告する。比較目的で、本ニュースリリース全体にわたる2023年度第1四半期の業績は未監査であり、以下に説明する3つの新しい報告対象セグメントがある新しい報告構造を反映するために改訂されている。
*調整後希薄化後1株当たり利益(「調整後EPS)、調整後営業利益および調整後実効税率は非GAAP財務指標である。これらの非GAAP財務指標と最も直接的に比較可能なGAAP指標との調整については、本ニュースリリースに含まれる要約連結財務諸表に続く「非GAAP情報」と題された補足財務情報のセクションIIを参照のこと。

希薄化後1株当たり利益 (EPS)

  1Q23   1Q24
Reported EPS $ 2.85     $ 3.23  
Net gain on sale of business         (1.09 )
Resegmentation cost         0.03  
Tax items and other matters   (0.05 )     (0.09 )
Adjusted EPS** $ 2.80     $ 2.08  
               

今期のEPSおよび調整後EPSの変動に影響したと推察される諸要因

  1Q24
Total items affecting EPS** (0.72 )
Total operating items (0.86 )
Margin (0.47 )
Volume (0.34 )
Foreign exchange 0.04  
Other income (0.09 )
Total non-operating items 0.14  
Other non-operating income 0.00  
Financing costs 0.13  
Tax rate (0.02 )
Shares outstanding 0.01  
Non-controlling interests 0.02  

**端数処理のため合計は計数の総和と必ずしも一致しない

その他の金融項目

  • 2024年3月31日現在の負債総額は19億ドル (約2,954億1,200万円)、短期投資を含むキャッシュは4億4,500万ドル (約691億8,860万円) で、それに対して2023年12月31日時点での負債総額は22億ドル (約3,420億5,600万円)、キャッシュは4億900万ドル (約635億8,620万円) であった。
  • 第1四半期の報告純資金調達コストは1,900万ドル (約29億5,388万円) で、それに対し前年同期は3,200万ドル (約49億7,496万円) であった。
  • 第1四半期の報告実効税率および調整後実効税率はそれぞれ21.0%および28.4%であった (前年同期の報告実効税率および調整後実効税率はそれぞれ25.1%および27.7%)。報告された実効税率の低下は、主に2024年度第1四半期における同社の韓国事業売却の実効税率の低さが要因である。
  • 純資本支出は6,500万ドル (約101億857万円) で、前年同時期に比べて1,000万ドル (約15億5,478万円) 減少した。

ビジネスレビュー

イングレディオン全社

純売上高

$ in millions   2023   FX
Impact
  Volume   S. Korea
Volume*
  Price mix   2024   Change   Change
excl. FX
First Quarter   2,137   12   (40 )   (51 )   (176 )   1,882   (12 %)   (13 %)

* 韓国事業売却による数量減少を表している

報告営業利益

$ in millions   2023   FX
Impact
  Business
Drivers
  Acquisition
/Integration
  Restructuring
/Impairment
  Other   2024   Change   Change
excl. FX
First Quarter   291   3   (83 )     (3 )   5   213   (27 %)   (28 %)
                                     

調整後営業利益

$ in millions   2023   FX
Impact
  Business
Drivers
  2024   Change   Change
excl. FX
First Quarter   296   3   (83 )   216   (27 %)   (28 %)
                         

純売上高

  • 第1四半期の純売上高は18億8,200万ドル (約2,925億6,442万円) で、価格ミックスと数量の減少により前年同期比12%減少したが、外国為替の影響により部分的に相殺された。韓国での売却の影響により、当期の売上高は5,100万ドル (約79億2,868万円) 減少した。外国為替の影響を除くと、純売上高は13%減少した。

営業利益

  • 第1四半期の報告営業利益と調整後営業利益は、それぞれ2億1,300万ドル (約331億1,393万円) と2億1,600万ドル (約335億8,033万円) で、前年同期比でどちらも27%減となった。報告営業利益および調整後営業利益の減少は、寒冷気候、アルゼンチンのハイパーインフレ、および高コスト在庫の繰越に伴うダウンタイムが要因であった。外国為替変動要因を除くと、報告営業利益と調整後営業利益は、前年同期比で28%減少した。

テクスチャーおよびヘルスソリューション

純売上高

$ in millions   2023   FX
Impact
  Volume   Price
mix
  2024   Change   Change
excl. FX
First Quarter   665   (6 )   (1 )   (61 )   597   (10 %)   (9 %)
                             

セグメント別営業利益

$ in millions   2023   FX
Impact
  Business
Drivers
  2024   Change   Change
excl. FX
First Quarter   127   (1 )   (52 )   74   (42 %)   (41 %)
  • テクスチャーおよびヘルスソリューションの第1四半期の営業利益は、価格ミックスの悪化と高コスト在庫の繰越により、前年同期比5,300万ドル減の7,400万ドル (約115億363万円) となった。外国為替変動要因を除くと、第1四半期のセグメント別営業利益は41%減となった。

食品および工業用原料 – 中南米

純売上高

$ in millions   2023   FX
Impact
  Volume   Price
mix
  2024   Change   Change
excl. FX
First Quarter   667   26   (16 )   (61 )   616   (8 %)   (12 %)
                             

セグメント別営業利益

$ in millions   2023   FX
Impact
  Business
Drivers
  Argentina
JV
  2024   Change   Change
excl. FX
First Quarter   122   5   (15 )   (11 )   101   (17 %)   (21 %)
  • 食品および工業用原料 – 中南米地域の第1四半期の営業利益は1億100万ドル (約156億9,954万円) で、前年同期から2100万ドル (約32億6,426万円) 減少した。これは主に、アルゼンチン合弁事業の成果によるアルゼンチン・ペソの切り下げと、固定費と光熱費の増加によるものである。外国為替変動要因を除くと、第1四半期のセグメント別営業利益は21%減となった。

食品および工業用原料 – 米国/カナダ

純売上高

$ in millions   2023   FX
Impact
  Volume   Price
mix
  2024   Change   Change
excl. FX
First Quarter   608     (24 )   (43 )   541   (11 %)   (11 %)
                             

セグメント別営業利益

$ in millions   2023   FX
Impact
  Business
Drivers
  2024   Change   Change
excl. FX
First Quarter   92     (5 )   87   (5 %)   (5 %)
  • 食品および工業用原料の第1四半期の営業利益 – 米国/カナダは、寒冷気候の影響によるダウンタイムにより、前年同期比500万ドル (約7億7,727万円) 減の8,700万ドル (約135億2,454万円) となったが、四半期中の堅調な産業需要により一部相殺された。

その他全て**

純売上高

$ in millions   2023   FX
Impact
  Volume   S. Korea
Volume*
  Price mix   2024   Change   Change
excl. FX
First Quarter   197   (8 )   1   (51 )   (11 )   128   (35 %)   (31 %)

* 韓国事業売却による数量減少を表している

営業利益(損失)

$ in millions   2023     FX
Impact
  Business
Drivers
  2024     Change   Change
excl. FX
First Quarter   (8 )   (1 )   5   (4 )   50 %   63 %
  • 第1四半期のその他全ての営業損失は-400万ドル (約-6億2,201万円) で、前年同期に比べて400万ドル (約6億2,201万円) 増であった。この変化は、タンパク質強化による営業損失の減少とその他の要因によるものである。

**「その他全て」は、個別または集合的に報告セグメントとして分類されていない複数の事業セグメントの事業で構成されている。その他の純売上高は、主にパキスタン事業による甘味料と澱粉の販売、ピュアサークル(PureCircle)事業およびシュガーリダクション(Sugar Reduction)事業からのステビアおよびその他の原料の販売、およびタンパク質強化事業からのエンドウ豆タンパク質原料の販売によって生じたものである。

配当と株式買い戻し

2024年度第1四半期に、支払われた1株当たり0.78ドル (約121円) の四半期配当を発表し、2024年4月23日に株主に5,100万ドル (約79億3,366万円) の配当を支払った。当四半期中に、同社は普通株式1億100万ドル (約152億円) の発行済株式総数の取得を行った。

2024年度第2四半期および通期の見通し更新

2024年度第2四半期について、純売上高は横ばいから一桁台前半の減少、報告営業利益および調整後営業利益は一桁台前半から半ばの増加となると予想している。

現在、2024年度通期報告EPSは10.35ドル (約1,610円) から11.00ドル (約1,711円) の範囲になると予想している。これには、2024年2月1日に完了した韓国事業の売却益の影響が含まれており、調整後のEPS範囲は9.20ドル (約1,431円) から9.85ドル (約1,532円) である。

韓国事業売却の影響を除くと、トウモロコシ価格の下落の転嫁を反映して、2024年度通期の純売上高は横ばいから一桁台前半の増加となると予想している。報告営業利益および調整後営業利益は、一桁台半ばの増加が見込まれている。

企業コストは、引き続き一桁台半ばの上昇になると予想される。

2024年度通期については、現在、報告実効税率および調整後実効税率がそれぞれ24.5%~25.5%および26.5%~27.5%になると予想している。

2024年度通期の営業キャッシュフローは、引き続き7億5,000万ドル (約1,166億5,800万円) から9億ドル (約1,399億8,960万円) の範囲となる見込みである。通期の資本的支出は、引き続き約3億4,000万ドル (約528億9,567万円) を見込んでいる。

カンファレンスコールとウェブキャストの詳細

イングレディオンは、2024年05月8日 (火曜日) の米国中部時間午前8時/米国東部時間午前9時に、社長兼最高経営責任者 (CEO) のジム・ザリーと執行副社長兼最高財務責任者 (CFO) のジム・グレイ (Jim Gray)が主催するカンファレンスコール (電話会議) を開催する。カンファレンスコールはリアルタイムでウェブキャストされ、https://ir.ingredionincorporated.com/events-and-presentationsからアクセスできる。追加の財務・営業情報が記載されているプレゼンテーション資料は、同社ウェブサイトhttps://ir.ingredionincorporated.com/events-and-presentationsからアクセスでき、会議開始の数時間前からダウンロードできる。録画は、期間限定でhttps://ir.ingredionincorporated.com/financial-information/quarterly-resultsにて再生できる。

イングレディオンについて

イングレディオン・インコーポレイテッド (NYSE:INGR) は、シカゴ近郊に本社を置く、世界トップクラスの原料ソリューションプロバイダーで、120以上の国に製品とサービスを提供している。2023年の年間売上高は約80億ドルであり、食品、飲料、動物栄養、醸造、産業市場に対して、穀物、果物、野菜、およびその他の植物性の素材を付加価値のある原料ソリューションに加工して提供している。世界各地にIngredion Idea Labs®イノベーションセンターを置くほか、約12,000人の従業員を擁し、開発過程で顧客と協力し合い、人、自然、テクノロジーの可能性を集結して目的を達成し、生活の向上に貢献している。同社の詳細情報と最新ニュースについては、ingredion.comを閲覧されたい。

将来の見通しに関する記述

このニュースリリースには、1933年証券法第27A条 (改正) および1934年証券取引法第21E条 (改正) の意味における将来の見通しに関する記述が含まれるか、または含まれる場合がある。同社は、これらの将来の見通しに関する記述が、このような記述に関する免責条項の対象となることを意図している。

将来予想に関する記述には、とりわけ、2024年度通期の報告・調整後1株当たり利益、純売上高、報告および調整後営業利益、企業としてのコスト、報告および調整後実効税率、営業キャッシュフロー、運転資本、および設備投資、2024年第2四半期の純売上高および報告および調整後営業利益の予想、ならびに同社の見通しおよび将来の事業、財務状況、数量、キャッシュフロー、経費、または経営陣の計画や戦略を含むその他の財務項目に関するその他の記述、前述のいずれかの目的、および前述のいずれかの基礎となる仮定、期待、または信念が含まれる。

これらの記述は、「可能性」、「予定する」、「すべき」、「予想する」、「想定する」、「信じる」、「計画する」、「推定する」、「見積もる」、「期待する」、「意図する」、「継続する」、「プロフォーマ」、「予測」、「展望」、「推進」、「機会」、「見込み」、「暫定的」、またはその他の同様の表現、あるいはそれらの否定的表現により特定できることがある。本書における、過去についての記述でないものは全て、将来の見通しに関する記述である。

これらの記述は、現在の状況または期待に基づいているが、特定の固有のリスクや不確実性に影響される可能性があり、その多くは予測が困難で、同社が支配できる範囲を超えている。これらの将来の見通しに関する記述に反映された同社の期待は合理的な仮定に基づいていると同社は考えているが、投資家は、同社の期待が正しいことを証明する保証がないことに注意すべきである。

実際の結果や展開は、次のような様々なリスクや不確実性に基づき、これらの記述で明示または黙示されている予想とは大きく異なる場合がある。原材料やエネルギー供給の可用性や価格への影響、サプライチェーンの中断を含む地政学的な紛争とそこから生じる行為、外国為替や金利の変動など、同社が製造する製品に対する需要が減少する可能性のある消費者の消費嗜好の変化、世界経済情勢、ならびに同社が原材料を購入し、または製品を製造もしくは販売する様々な地域および国の顧客および消費者に影響を与える一般的な政治、経済、事業および市場環境の影響、ならびにこれらの要因が同社の販売数量、製品の価格および顧客に対する債権回収能力に与える可能性のある影響、食品、動物栄養、飲料、醸造業などを初めとするがそれらには限定されない、同社がサービスを提供し、売上の大部分を占める主要産業による同社製品の将来的な購入、パンデミックに関連するリスクが同社の事業、製品需要および財務状況に与える影響、遺伝子組換えおよびバイオテクノロジーにより開発された製品が受け入れられるかどうかの不確実性;市場に受け入れられるのに十分な価格または品質で新製品およびサービスを開発または獲得する同社の能力;同社の主要製品および副産物 (特にトウモロコシ油) の市場および価格に関するものを含む、トウモロコシ精製業界および関連業界における競争圧力および/または顧客圧力の増大、価格変動、サプライチェーンの混乱、および原材料、エネルギーコストおよび利用可能性、運賃および物流コストを含む同社の生産工程および配送チャネルへの投入物に影響を及ぼす不足、デューデリジェンスを成功裏に実施する能力、同社がコストを抑制し、予算を達成し、期待されるシナジーを実現する能力 (計画された保守・投資プロジェクトを期限内かつ予算内で完了する能力、および運賃・輸送費、ヘッジ活動に関するものを含む)、製造施設における操業上の困難および製品の安全性・品質に関連する責務、 気候変動および気候変動に対処するための法律、規制および市場の施策の影響、有利な条件で買収、売却や戦略的提携を成功させる同社の能力、ならびに買収した事業の統合や戦略的提携の実施・維持に成功し、前述の全てに関して期待されるシナジーを達成する同社の能力、外国および外国通貨で事業を行うことに内在する経済的、政治的およびその他のリスク、満足のいく労使関係を維持できないこと、従業員を惹きつけ、育成し、動機づけ、良好な関係を維持する同社の能力、自然災害、戦争、テロの脅威や行為、その他同社の支配が及ばない重大な出来事の発生が同社の事業に与える影響、のれんや長期資産の減損の影響、政府の政策、法律、規制の変更、および環境規制の遵守を含めた法令遵守のための費用、税率変更または追加的な所得税負担の発生、金利の上昇により生じうる借入コストの増加、合理的な利率で資金を調達する能力、および将来の成長・拡大のための十分な資金へのアクセスに影響を与えるその他の要因、情報技術システム、プロセスおよびサイトに関する中断、セキュリティ障害、または障害、株式市場の変動および同社の株価に悪影響を及ぼしうるその他の要因、同社の配当方針の継続に影響を与えるリスク、ならびに財務報告に係る有効な内部統制を維持する同社の能力。

同社の将来の見通しに関する記述は、作成日時点の状況でのみ述べられており、同社は、新しい情報または将来の出来事や開発の結果として、作成日以降に発生した出来事や状況を反映するために、将来の見通しに関する記述を更新する義務を負わないものとする。同社がこれらの記述の1つ以上を更新または修正した場合でも、投資家は同社がさらなる更新または訂正を行うと判断すべきではない。これらのリスクおよびその他のリスクの詳細については、証券取引委員会 (SEC) に提出された2023年12月31日に終了した年度のForm 10-Kによる年次報告書、およびForm 10-Qおよびフォーム8-Kによるその後の報告書に含まれる「リスク要因」およびその他の情報を参照されたい。

Ingredion Incorporated
Condensed Consolidated Statements of Income
(Unaudited)
(in millions, except per share amounts)
  Three Months Ended
March 31,
  Change
%
  2024       2023  
Net sales $ 1,882     $ 2,137   (12 %)
Cost of sales   1,465       1,650    
Gross profit   417       487   (14 %)
Operating expenses   189       187   1 %
Other operating expense   12       9   33 %
Restructuring/impairment charges   3          
Operating income   213       291   (27 %)
Financing costs   19       32    
Net gain on sale of business   (82 )        
Income before income taxes   276       259   7 %
Provision for income taxes   58       65    
Net income   218       194   12 %
Less: Net income attributable to non-controlling interests   2       3    
Net income attributable to Ingredion $ 216     $ 191   13 %
           
Earnings per common share attributable to Ingredion common shareholders:          
           
Weighted average common shares outstanding:          
Basic   65.7       66.1    
Diluted   66.8       67.1    
           
Earnings per common share of Ingredion:          
Basic $ 3.29     $ 2.89   14 %
Diluted $ 3.23     $ 2.85   13 %
Ingredion Incorporated
Condensed Consolidated Balance Sheets
(in millions, except share and per share amounts)
  March 31, 2024   December 31, 2023
  (Unaudited)        
Assets      
Current assets      
Cash and cash equivalents $ 438     $ 401  
Short-term investments   7       8  
Accounts receivable, net   1,284       1,279  
Inventories   1,344       1,450  
Prepaid expenses and assets held for sale   52       261  
Total current assets   3,125       3,399  
Property, plant and equipment, net   2,334       2,370  
Intangible assets, net   1,286       1,303  
Other non-current assets   574       570  
Total assets $ 7,319     $ 7,642  
       
Liabilities and equity      
Current liabilities      
Short-term borrowings $ 141     $ 448  
Accounts payable, accrued liabilities and liabilities held for sale   1,142       1,324  
Total current liabilities   1,283       1,772  
Long-term debt   1,740       1,740  
Other non-current liabilities   471       480  
Total liabilities   3,494       3,992  
       
Share-based payments subject to redemption   43       55  
Redeemable non-controlling interests   42       43  
       
Ingredion stockholders’ equity:      
Preferred stock — authorized 25.0 shares — $0.01 par value, none issued          
Common stock — authorized 200.0 shares — $0.01 par value, 77.8 shares issued at March 31, 2024 and December 31, 2023   1       1  
Additional paid-in capital   1,146       1,146  
Less: Treasury stock (common stock: 12.2 and 12.6 shares at March 31, 2024 and December 31, 2023) at cost   (1,179 )     (1,207 )
Accumulated other comprehensive loss   (1,062 )     (1,056 )
Retained earnings   4,818       4,654  
Total Ingredion stockholders’ equity   3,724       3,538  
Non-redeemable non-controlling interests   16       14  
Total stockholders’ equity   3,740       3,552  
Total liabilities and equity $ 7,319     $ 7,642  
Ingredion Incorporated
Condensed Consolidated Statements of Cash Flows
(Unaudited)
(in millions)
  Three Months Ended March 31,
  2024       2023  
Cash from operating activities:      
Net income $ 218     $ 194  
Adjustments to reconcile net income to net cash provided by operating activities:      
Depreciation and amortization   53       54  
Mechanical stores expense   14       18  
Net gain on sale of business   (82 )      
Margin accounts   (11 )     (19 )
Changes in other trade working capital   (25 )     (302 )
Other   42       4  
Cash provided by (used for) operating activities   209       (51 )
Cash from investing activities:      
Capital expenditures and mechanical stores purchases   (65 )     (76 )
Proceeds from disposal of manufacturing facilities and properties         1  
Proceeds from sale of business   247        
Other   (1 )     (6 )
Cash provided by (used for) investing activities   181       (81 )
Cash from financing activities:      
Proceeds from borrowings, net   15       51  
Commercial paper borrowings (repayments), net   (312 )     107  
Repurchases of common stock, net   (1 )      
Issuances of common stock for share-based compensation, net   2       2  
Dividends paid, including to non-controlling interests   (51 )     (47 )
Cash (used for) provided by financing activities   (347 )     113  
Effect of foreign exchange rate changes on cash   (6 )     (1 )
Increase (decrease) in cash and cash equivalents   37       (20 )
Cash and cash equivalents, beginning of period   401       236  
Cash and cash equivalents, end of period $ 438     $ 216  


イングレディオン・インコーポレーテッド

補足財務情報
(未監査)

I. 純売上高・営業利益のセグメント情報

(in millions, except for percentages)   Three Months Ended
March 31,
  Change   Change Excl. FX
    2024       2023      
Net Sales*                
Texture & Healthful Solutions   $ 597     $ 665     (10 %)   (9 %)
Food & Industrial Ingredients – LATAM     616       667     (8 %)   (12 %)
Food & Industrial Ingredients – U.S./Canada     541       608     (11 %)   (11 %)
All Other     128       197     (35 %)   (31 %)
Total Net Sales   $ 1,882     $ 2,137     (12 %)   (13 %)
                 
Operating Income                
Texture & Healthful Solutions   $ 74     $ 127     (42 %)   (41 %)
Food & Industrial Ingredients – LATAM     101       122     (17 %)   (21 %)
Food & Industrial Ingredients – U.S./Canada     87       92     (5 %)   (5 %)
All Other     (4 )     (8 )   50 %   63 %
Corporate     (42 )     (37 )   (14 %)   (14 %)
Sub-total     216       296     (27 %)   (28 %)
Resegmentation costs     (3 )              
Other matters           (5 )        
Total Operating Income   $ 213     $ 291     (27 %)   (28 %)

*2024年3月31日に終了した四半期の純売上高は、テクスチャーおよびヘルスソリューションで1,500万ドル (約23億3,351万円)、食品および工業用原料 – 中南米で1,000万ドル (約15億5,575万円)、食品および工業用原料 – 米国/カナダで2,600万ドル (約40億4,495万円)、その他全てに300万ドル (約4億6,672万円) のセグメント間売上高を控除したものである。2023年3月31日に終了した四半期の純売上高は、テクスチャーおよびヘルスソリューションで3,300万ドル (約51億3,430万円)、食品および工業用原料 – 中南米で1,000万ドル(約15億5,575万円)、食品および工業用原料 – 米国/カナダで2,700万ドル (約42億79万円)、その他全てに400万ドル (約6億2,234万円) のセグメント間売上高を控除したものである。

II.Non-GAAP情報

米国で一般に公正妥当と認められた会計原則 (以下「GAAP」という) に基づいて作成された連結財務結果を補完するために、再セグメント化費用、事業売却による純利益、メキシコの税項目、およびその他の特定の項目などの特定のGAAP項目を除外する過去のnon-GAAP財務指標を使用している。これらのnon-GAAPの金額に言及する場合は、一般的に「調整後」という用語を使用する。

同社の経営陣は、社内ではnon-GAAP財務指標を使用して、戦略的意思決定、将来の業績予想、現在の業績評価を行う。また、経営陣がnon-GAAP財務指標を開示する目的は、投資家に対し、提示した期間における同社の業績と動向に関して、より有意義かつ一貫性のある比較を提供することにある。これらのnon-GAAP財務指標は、GAAPに従って表示された結果に加えて、および関連して使用されており、同社の事業を別の側面から見ることができるが、GAAPの結果と合わせて見ることによって、同社の事業に影響を与える要因や動向の全体像を把握することができる。これらのnon-GAAP指標は、GAAPに従って計算された対応する指標の代わりとしてではなく、補足として考慮されるべきである。

Non-GAAP財務指標は、GAAPに従って作成されていないため、同社のNon-GAAP情報は、他社が表示する同様なタイトルの指標に必ずしも対応していない。従来の各non-GAAP財務指標と比較し、最も類似するGAAP指標は、以下の表に示されている。

Ingredion Incorporated
Reconciliation of GAAP Net Income attributable to Ingredion and Diluted Earnings Per Share (“EPS”) to Non-GAAP Adjusted Net Income attributable to Ingredion and Adjusted Diluted EPS
(Unaudited)
  Three Months Ended
March 31, 2024
  Three Months Ended
March 31, 2023
  (in millions)   Diluted EPS   (in millions)   Diluted EPS
Net income attributable to Ingredion $ 216     $ 3.23     $ 191     $ 2.85  
               
Add back:              
               
Resegmentation costs (i)   2       0.03              
               
Net gain on sale of business (ii)   (73 )     (1.09 )            
               
Other matters (iii)               4       0.06  
               
Tax item – Mexico (iv)   (6 )     (0.09 )     (7 )     (0.11 )
               
Non-GAAP adjusted net income attributable to Ingredion $ 139     $ 2.08     $ 188     $ 2.80  

  1. 2024年度第1四半期に、同社は主に2024年1月1日からの会社の再セグメント化に関連する税引前再セグメント化費用300万ドル (約4億6,671万円) を計上した。
  2. 同社は、2024年2月1日に完了した韓国事業の売却の結果、2024年第1四半期に税引前純利益8,200万ドル (約127億5,698万円) を計上した。
  3. 2023年度第1四半期に、主に米国における業務中止による影響に関連する税引前費用500万ドル (約6億7,417万円) を計上した。
  4. 2024年度および2023年度第1四半期に、当該期間中における米ドルに対するメキシコペソの変動と同社のメキシコでの財務諸表の再測定へのその影響の結果として、600万ドル (約9億3,327万円) と700万ドル (約10億8,881万円) の税優遇を計上した。
Ingredion Incorporated
Reconciliation of GAAP Operating Income to Non-GAAP Adjusted Operating Income
(Unaudited)
(in millions, pre-tax)   Three Months Ended March 31,
  2024   2023
Operating income   $ 213   $ 291
         
Add back:        
         
Resegmentation costs (i)     3    
         
Other matters (iii)         5
         
Non-GAAP adjusted operating income   $ 216   $ 296

注記(i)~(iii)については、イングレディオンに帰属するGAAP純利益および希薄化後EPSから、イングレディオンに帰属するNon-GAAP調整後純利益および調整後希薄化後EPSへの調整に含まれる注記を参照のこと。

Ingredion Incorporated
Reconciliation of GAAP Effective Income Tax Rate to Non-GAAP Adjusted Effective Income Tax Rate
(Unaudited)
(in millions)   Three Months Ended March 31, 2024
  Income before
Income Taxes (a)
  Provision for
Income Taxes (b)
  Effective Income
Tax Rate (b/a)
As Reported   $ 276     $ 58     21.0 %
             
Add back:            
             
Resegmentation costs (i)     3       1      
             
Net gain on sale of business (ii)     (82 )     (9 )    
             
Tax item – Mexico (iv)           6      
             
Adjusted Non-GAAP   $ 197     $ 56     28.4 %
(in millions)   Three Months Ended March 31, 2023
  Income before
Income Taxes (a)
  Provision for
Income Taxes (b)
  Effective Income
Tax Rate (b/a)
As Reported   $ 259   $ 65   25.1 %
             
Add back:            
             
Other matters (iii)     5     1    
             
Tax item – Mexico (iv)         7    
             
Adjusted Non-GAAP   $ 264   $ 73   27.7 %

注記(i)~(iv)については、イングレディオンに帰属するGAAP純利益および希薄化後EPSから、イングレディオンに帰属するNon-GAAP調整後純利益および調整後希薄化後EPSへの調整に含まれる注記を参照のこと。

Ingredion Incorporated
Reconciliation of Expected GAAP Diluted Earnings per Share (“GAAP EPS”) to Expected Adjusted Diluted Earnings per Share (“Adjusted EPS”)
(Unaudited)
  Expected EPS Range
for Full-Year 2024
Low End of
Guidance
  High End of
Guidance
GAAP EPS $ 10.35     $ 11.00  
       
Add:      
       
Resegmentation costs (i)   0.03       0.03  
       
Net gain on sale of business (ii)   (1.09 )     (1.09 )
       
Tax item – Mexico (iii)   (0.09 )     (0.09 )
       
Adjusted EPS $ 9.20     $ 9.85  

上記は、2024年度通期の予想希薄化後EPSの、2024年度通期の予想調整後希薄化後EPSへの調整である。上記の金額は、未知の時期、効果、有意性により、本質的に予測および推定が難しい特定の将来の費用、コストおよび利益を反映していないことがある。通常、これらの調整を調整後EPSガイダンスから除外しているため、GAAP EPSを予測する能力よりも調整後EPSを予測する能力に自信を持っている。これらの金額には、再セグメント化費用、事業売却による純利益、および特定のメキシコの税項目に対するGAAP EPSの調整が含まれまるが、これらに限定されるものではない。

2024年度におけるこれらのGAAP EPSへの調整には、以下のようなものが含まれる。

  1. 2024年1月1日から発効する会社の再セグメント化に関連する再セグメント化費用
  2. 2024年2月1日に完了した韓国事業の売却による純利益
  3. 当該期間中における米ドルに対するメキシコペソの変動と同社のメキシコでの財務諸表の再測定へのその影響の結果生じた税優遇
Ingredion Incorporated
Reconciliation of Expected GAAP Effective Tax Rate (“GAAP ETR”)
to Expected Adjusted Effective Tax Rate (“Adjusted ETR”)
(Unaudited)
  Expected Effective Tax Rate Range
for Full-Year 2024
Low End of
Guidance
  High End of
Guidance
GAAP ETR 24.5 %   25.5 %
       
Add:      
       
Resegmentation costs (i) %   %
       
Net gain on sale of business (ii) 1.3 %   1.3 %
       
Tax item – Mexico (iii) 0.7 %   0.7 %
       
Adjusted ETR 26.5 %   27.5 %

上記は、同社予想2024年度通期GAAP ETRの同社予想2024年度通期調整後ETRへの調整である。上記の金額は、未知の時期、効果、有意性により、本質的に予測および推定が難しい特定の将来の費用、コストおよび利益を反映していないことがある。同社は通常、これらの調整を調整後ETRガイダンスから除外しているため、同社はGAAP ETRを予測する能力よりも調整後ETRを予測する能力に自信を持っている。これらの金額には、再セグメント化費用、事業売却による純利益、および特定のメキシコの税項目に対するGAAP ETRの調整が含まれまるが、これらに限定されるものではない。

2024年度におけるこれらのGAAP ETRへの調整には、以下のようなものが含まれる。

  1. 2024年1月1日から発効する会社の再セグメント化に関連する再セグメント化費用による税への影響
  2. 2024年2月1日に完了した韓国事業の売却による純利益による税への影響
  3. 当該期間中における米ドルに対するメキシコペソの変動と同社のメキシコでの財務諸表の再測定へのその影響の結果生じた税優遇

問い合わせ先:
投資家向けの問い合わせ先:ノア・ワイス (Noah Weiss)、773-896-5242
報道陣向けの問い合わせ先:[email protected]

 


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